季節の薬膳的養生とリフレクソロジー【梅雨4】
2020年7月4日
香りのよい食材やスパイスを上手に使って梅雨を乗り越えましょう

本日はいよいよ梅雨の薬膳的養生 最後となります。
湿が入り込む梅雨は、気の流れが停滞しやすい時期。
気の流れが滞ると、冷えやめまい、胸のつかえ、
腹部の脹満感、食欲不振などの症状がみられます。
体内には血と一緒に気も巡っており、どちらかの流れが停滞すると
同時にもう一つも滞るというしくみがあります。
そのため、冷えが生じたり、部分的に滞ることで
詰まりや脹りが発生するんですね。
不調時にお腹のあたりが空腹時でも張っているようで苦しい
という方は、気の阻害が原因と考えられます。
気は体内の循環や代謝の源になる、エネルギーのようなものです。
芳香化湿の食材は、この気の巡りを良くすることで、
食欲を誘い、湿を取り除く働きがあるのです。
こういう時は、香りの良い食材で体内の湿をとりのぞきます。
梅雨の季節に摂ると良い食材を分類別にご紹介してきましたが、
今回の主役は「芳香化湿」の仲間です。
薬膳における食材の分類は作用別に分かれていて、
分類名は四文字もしくは六文字の漢字で表されます。
なんだか香りが良さそうな名前・・・の通りです。
<香りで気の流れを良くし湿度を乾燥させる食材>
グリーンピース、みかん、山椒、ジャスミン茶
スパイスでいうと、スターアニスやフェンネル、ディル
エッセンシャルオイルだとパチュリがこの分類に入ります
先日買った料理雑誌に、ピクルスの作り方が書いてありました。
お酢は生鮮食品の腐敗を防ぎ保存を長くしますし、
食材をしめて美味しさを引き出すこともできます。
さらに、薬膳的な効果を狙って今回ご紹介した
スパイスを入れることで、香り効果も抜群。
食欲アップにピクルス作り、いいかも!
週末に早速作ってみます。
リフレクソロジー的な「気の阻害原因を取り除く」方法は、
何と言ってもふくらはぎによる筋ポンプ機能です。
ふくらはぎには、重力に逆らい血流が上に向かうように
筋ポンプの機能があります。
気の阻害によりこのポンプがうまく働かないと、
体内の循環や新陳代謝も阻害され、疲れやすくなります。
足の裏には足底筋膜というバンドのような筋膜があり、
アキレス腱を境にふくらはぎに表面にある筋膜と
くっついています。
よって、足裏の筋肉がゆるむと、ふくらはぎもゆるみやすいのですね。
「第二の心臓」と呼ばれているふくらはぎをふわふわにして
今年の梅雨を乗り切りましょう!
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これが足底筋膜