なぜ専門家たちはスープを勧めるのか?

~唾液の減少をきっかけに始まった私のスープ習慣~

3ヶ月に一度、歯科医院でお口の中のクリーニングを受けています。
悪いところがないかチェックしてから、歯石を除去して最後は歯を磨く、お口の中のエステみたいな感じです。
たとえ毎日綺麗に歯磨きしていても、お家のケアだけでは取り除けない汚れを取り除いてもらっているというわけです。

ましてや、私は被せ物が多いので定期的にチェックしてもらうことが欠かせません。

ある日のメンテナンスの時、10年以上みてもらっている歯科衛生士Wさんから意外な一言が。

「川口さん、唾液の分泌が減ってきているので、これからはまめに口をゆすいだり、水分を摂ったりしてくださいね」
なんでも、以前に比べ治療中にお口を開けているうちにどんどん乾いていくそうで・・・(涙)。
唾液の分泌量が低下すると、口の中の環境が酸性に傾くため歯周病のリスクがびゅーんと上がるのです!

50代以降はホルモンバランスの変化・筋肉量の減少とともに水分を保持する力が低下していくから、
「喉がかわいたな」と感じる前から、積極的に水分補給をしてほしいとのこと。
実は、水分補給の必要性はいろいろなところでアドバイスを受けたので、ここでもか!と震えました。

更年期のホットフラッシュについて相談をした、てらす灸庵の青木先生からも言われましたし、アーユルヴェーダ医の及川先生からも。
お二人の共通のベスト水分補給法はなんだと思いますか?これがズバリ「スープ」なんです。

こちらは11月に料理教室で作った参鶏湯

それからは、三食に温かいスープをプラスする「スープ生活」が始まりました。

年齢とともに体内の水分は少しずつ失われていきます。すると血液中の水分も減り、血液の粘度が高くなって巡りが悪くなりがちです。

だからこそ大切なのが水分補給なのですが、実は「何を飲むか」もとても重要です。

東洋医学やアーユルヴェーダでは、冷たい飲み物を一度にたくさん飲むよりも、温かく胃腸に負担をかけないものを少しずつ取り入れることが勧められています。

その条件にぴったり当てはまるのがスープです。

こちらは牛テールスープをベースにしたフォー。汁はもちろん飲み干しました!

温かいスープは自然とゆっくり飲むことになります。少しずつ体に入ることで、胃腸の働きを助けながら水分や栄養をやさしく吸収させてくれます。

元気な人の健康維持にはもちろん、病気の回復期や体力が落ちている高齢者、更年期で体の変化を感じる世代にも心強い味方。

私自身もスープを意識して取り入れるようになり、その中でもときどき作るお気に入りが「ルビースープ」です。

レシピは、eatreat.ruciのお料理教室で教えてもらいました!

日曜日など少し胃腸を休めたい日に作るのですが、ビーツ・大根・アスパラガスを細かく刻み、水と一緒にコトコト煮出します。十分に煮出したら野菜は漉して、スープだけをいただきます。

少しもったいない気もしますが、野菜から溶け出した成分を水分とともに摂ることで、胃腸に負担をかけずに栄養を取り込める、まさに養生のためのスープです。

お料理教室で教えていただいて以来、忙しかった週末やご馳走が続いた後によく作るようになりました。

何より、ビーツの鮮やかな赤を見るだけで元気が湧いてきます。そして飲み終えたあとは、体の中を風が吹き抜けたような爽快感があるのです。

水分多かったから、ルビーみが足りなくて残念。

50代からは、お口の中の環境だけでなく、体内の血液循環のためにも、毎日を元気に過ごすためにもぜひスープを日常的に召し上がっていただきたいと、同じく50を迎えた私からの熱い熱いメッセージを送らせていただきました。

スープは、水分だけでなく野菜やお肉の栄養をやさしく体に届けてくれます。

冷えた胃腸を温め、血の巡りを助け、乾いた体に潤いを与えてくれるのです。

朝の一杯。
夕食の一杯。

それだけでも体は少しずつ変わり始めます。

歯科医院で「唾液が減っていますよ」と言われたことがきっかけで始まった私のスープ習慣。

今では、お口の潤いだけでなく、体全体の巡りを支えてくれる大切な養生のひとつになっています。

50代からの体は、少しの手間で大きく変わります。

今日の一杯のスープが、未来のあなたを元気にしてくれるかもしれません。

「最近なんだか調子がいいな」

そんな小さな変化は、実は体が喜んでいるサインかもしれません。

今日からは水分を”飲む”だけでなく、

“食べる水分”としてスープを取り入れてみませんか。

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